code of the river

2003.DVD.Projector

2003年11月、名古屋港20号倉庫にて行われたMEDIASERECT2003に出品された作品。





この作品は30パターンの川の映像で成り立っている。そして2つのルールが決められている。
1つ目は、作品(24fpsで作成した)画面を24マスに分割し、1マスにつき1フレームづつズラして、ちょうど1秒分のズレと動きを
映し出す様にできている、という事。(1秒は映像においての最小単位である)
2つ目は、それぞれの川の映像が、フェード・インして映し出されフェード・アウトして消えていく、という順序を毎秒繰り返していて、
それを上記した24分割の手法で処理してあるという事。

クリスチャン・メッツは、フェイドアウトは知覚の不在を表す黒に向かっていく事から、視覚的沈黙であると言う。
ここでは、無い(存在しない)方向へ向かう運動が、時間軸をズラす方法を使う事によって、画面にある種の模様をもたらす事になる。

QuickTime Movie-1

QuickTime Movie-2

QuickTime Movie-3